【Creema YAMABIKO FES 2024】会場&開催時期を一新!音楽とクラフトの野外フェスが今年も熱い!

「Creema YAMABIKO FES」はコロナ禍の2021年にスタートし、初開催から注目を集め、音楽とカルチャーを楽しめる新感覚の秋フェスとして人気を博してきた。

Festival Lifeでも現地取材や主催者インタビューを実施し、その盛り上がりを追いかけてきたが、昨年末に、静岡から神奈川への移転、同時に春開催への移行がアナウンスされ、今年は神奈川県横須賀市「長井海の手公園 ソレイユの丘」(以下、ソレイユの丘)で開催されることになった。会場&時期を一新して開催される本フェスの変化や進化、さらに来場時に役立つおすすめ情報などをまとめてご紹介!

Creema YAMABIKO FESとは?

3度目の開催を迎える「Creema YAMABIKO FES」だが、開催当初から注目されたのは、ラインナップの豪華さが理由のひとつだろう。初開催の2021年にはハナレグミ、クラムボン、never young beachら、前回の2022年はくるり、クラムボン、KICK THE CAN CREW、スチャダラパーをはじめとしたフェスシーンで活躍するアーティストが集結し、野外フェスシーンを締めくくる秋フェスとして人気を博してきた。そして春開催となった今回もウルフルズを筆頭に、KIRINJI、SPECIAL OTHERS、SOIL&”PIMP”SESSIONS、Lucky Kilimanjaro、toconomaらの豪華出演陣ラインナップされた。

そんなラインナップの良さがフェスファンに支持される土台となっているが、さらにこのフェスが他とは違うのは、人気作家によるマーケットやワークショップが並ぶ“クラフト市”や、自然の中でのアウトドアサウナやサ飯が楽しめる“サウナ村”、全国各地から人気ショップが集まるスペシャルティコーヒーなど、音楽だけでなく、多彩なカルチャーを体感できるところだ。

主催者であり、クリーマ代表である丸林氏は、2022年のインタビュー時に、「世代とか思想とか置かれた環境とかに関係なく、音楽やカルチャーが好きなみんなが集まれるフェスにしたくてキッズエリアを充実させている」と語っていたように、幅広い世代が来場しており、若い世代から子ども連れのファミリー層まで、それぞれがそれぞれの楽しみ方で、フェスを快適に過ごしているのもこのフェスの特徴だ。

新しい音楽やクラフトカルチャーと出会いたいというアクティブな層にとってはその欲求を存分に叶えてくれるラインナップやコンテンツの充実度が魅力になっているし、一度フェスから離れた世代にとっても、”無理せず”楽しめるフェスとして家族と快適に楽しめる要素が満載。秋から春にうつったことで、フェスシーズンの締めくくりではなく、シーズン開幕を象徴するフェスとして、さらにその存在感はより高まっていくはずだ。

Creema YAMABIKO FES主催者インタビュー「遊び心と情熱で音楽シーンに定着するフェスへ」

春開催、会場移転による変化は?

今回、会場となるソレイユの丘は、”365日誰もがまるごと遊び楽しめるエンターテイメントパーク”として昨年4月にリニューアルオープンし、「食べる、遊ぶ、泊まる、体験する、買う」を体験できる施設として、ファミリー層を中心に人気の場所だが、音楽フェスが行われるのは初とのこと。静岡・御殿場での2回の開催を経て、「さらにコンテンツや環境を充実させていきたい」と考えていた運営チームが、この場所と巡り合い、春開催の構想が生まれたそうだ。新たな時期&場所による進化ポイントは以下の3つ。

①利便性抜群の環境&施設

ソレイユの丘には、様々な施設があり、飲食や宿泊施設だけでなく、子どもから大人まで楽しめる観覧車やメリーゴーランド、大型アスレチックに動物と触れ合えるアニマルヴィレッジ、ジップライン、ゴーカートなど、様々なアトラクションを楽しむことができる。さらにはドッグランもあるので、ペットと一緒に楽しめるエリアも設けられる。また、フェス開催期間中は貸し切りでの開催なので、音楽ライブやマーケット以外にも、広々とした会場内で様々な楽しみ方ができるのが嬉しいところ。また、施設の目の前に駐車場(駐車場付き前売り券は1400枚/日で販売)があり、アクセス面でもさらに便利に。さらに温浴施設もあるので、フェスで疲れた身体を癒して宿泊or帰宅という贅沢な選択肢も。

※観覧車やメリーゴーランド等のソレイユの丘に付属する各レジャー施設については所定の通常利用料金が発生します。

②夜まで楽しめるフェスに進化!

コロナ禍では終演時間を早めに設定していたが、今回は、夜のカルチャーコンテンツ「BLUE AMBIENT」が初登場。本企画は昼間のメインステージやコンテンツとは全く趣が異なる空間で行われる。「”またここ(ヤマビコ)で会おう”と思える場所を」という想いで始動したもので、よりお客さん同士が交流できるような場所になるそう。アーティストがセレクトする音楽、バーテンダーやソムリエたちが提供するコンセプトあるお酒やお店などを中心に、ヤマビコ流のナイトカルチャーを味わえる空間が展開される予定だ。

③泊まれるキャンプエリアも登場

今回から宿泊可能なキャンプエリアが初登場!宿泊の要望も多かったということから、広々とした施設環境を活用して、オートキャンプサイト、トレーラーキャビン、グランピングコテージまで、多彩な宿泊スタイルが用意されることとなった。キャンプサイトからステージ、マーケットまでも歩いて数分以内という動線の良さも魅力だ。(残念ながら本記事公開時点では抽選終了となっているので注意!)

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