ショッピングと音楽の楽園づくりとエコな取り組み。「森、道、市場2024」来場者スナップ&レポート

2024年5月24日(金)〜26日(日)に愛知県蒲郡市にあるラグーナビーチとラグナシアにて、「森、道、市場2024」が開催された。本イベントは、モノとごはんと音楽の”市場”として会場には500以上の出店があり、出演者もロックからヒップホップ、ダンスミュージックさらにはお笑いなど様々なジャンルが交わる野外イベント。会場も遊園地エリアと海エリアというエリアに分かれており、違った雰囲気を味わえるユニークな作りとなっている。

今年の出演者は、Chara、大橋トリオ、カネコアヤノをはじめ、Awich、JP THE WAVYやkZmにJin Doggなどのヒップホップ勢、never young beachや礼賛、踊ってばかりの国などバンド勢も充実。厳選された音楽、そして選りすぐりの出店マーケットを楽しみに集まった来場者のスナップと会場のフォトレポートをお届けする。

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この記事を書いた人
江藤勇也

Festival Lifeの運営として国内外の音楽フェスを年間を通じて周遊し、1年の内1ヶ月弱はフェスの会場で過ごす。普段は音楽とテックに精通するUIUXデザイナーとしてNFTチケットプラットフォーム「TicketMe」の開発をしている。元DIGLE MAG編集長。

「森、道、市場2024」体験記


「森、道、市場」は過去14回開催されており、選びぬかれた出店が軒を連ねる市場と、ジャンルを横断しつつ今を捉えたライブ出演者が人気を博しているイベントだ。関東や関西からのアクセスもよく、東京からだと新幹線で豊橋駅まで、そこから電車を乗り換えて1本で最寄りの駅まで2時間弱だ。料金的にも1万円を切る。そこから現在の会場となるラグーナビーチとラグナシアは、最寄りの蒲郡駅からシャトルバスで移動できるほか、お隣の三河大塚駅から徒歩で向かうこともできる。

ユニークな2エリアに分かれた会場

会場は海エリアと遊園地エリアという2つのエリアに分かれており、雰囲気が全く違うのもこのイベントの面白いところ。海エリアは場内最大規模のGRASS STAGEの他にも3ステージがあり、キャンプエリアもこちらにある。砂浜もあれば、芝生もあり、開放的で非常に気持ちの良いエリアとなっている。所狭しと並んだお店は「海岸通り一丁目」、「森道センター街」、「味な盛り場ウキウキ通り」など通りの名前がついており、それぞれカラーが違った出店が連なってるでの歩くだけで面白い。食べ物もアジアンに沖縄料理、ハンバーガー、焼き立てピザなど数え切れない種類がある上、個性的で面白い雑貨や古着、アパレル類も豊富にあるのでついつい夢中で探索してると、見たかったライブを逃してしまうので注意が必要だ。

そしてもう一方の遊園地エリアも海エリアとは違った楽しさが詰まっている。場所の特性柄、開放感は海エリアのほうがある反面、遊園地ならでは非日常感や快適さがあり、常設のメリーゴーランドやジェットコースターなどアトラクションも無料で遊べるのも嬉しい。初めて「森、道、市場」に来る人は会場を一周するだけでも半日が終わってしまうくらい、ここまでコンテンツが集まってるのは日本の数あるイベントでも随一と言えるだろう。

「森、道、市場」で一番大きいGRASS STAGE
キャンプは会場内にあるのでアクセスがとても良い
遊園地エリアにあるDJメインのMORI.MICHI.DISCO.STAGEでは盆踊り大会も!
遊園地のアトラクションも無料で乗れる
飲食の数やレベルも国内随一!
テーブルや座れるスポットが沢山あるのも嬉しい
海エリアのアジア料理は常に人気!
温泉かと思いきやクラフトビール屋さん!店舗の装飾もユニーク
海辺でラジオ配信も
ユニークなけん玉ショップを発見!
疲れたらサウナでととのうのもアリ!
雑貨も豊富!新しい発見が楽しい
出演者の中村佳穂ショップも登場!

環境に配慮したエコな取り組みも


お店が多いとそれだけゴミも出やすくなるもの。ということで「森、道、市場」ではイベントで出るゴミの削減にも積極的に取り組んでおり、会場内でリユースカップを回収してその場で洗って再利用が行われている。

他にも「森道堆肥セッション」という音楽のセッションのように、楽しみながら生ごみを回収するプロジェクトも実施されており、昨年は会場で約2tの生ごみを回収して、その後微生物とみみずの力を借りて7,000Lの堆肥に還元。できた堆肥は「森道ソイル」として販売も行われていた。もちろん今年集められた生ゴミも来年に向けて堆肥化が進められ、その様子はBLUE COMPOSTインスタグラムで確認することができる。秋には実際の畑での野菜栽培を見学して味わえるコンポストイベントも計画されているとのことなので、ぜひチェックしてみてほしい。


海エリアの入口に設置された森道堆肥セッション

リユースカップはゴミ削減の立役者
昨年の生ゴミから生まれた堆肥
京都の廃材などで作られた「京都サーキュラータワー」でコンポスト体験も
カップを持っていれば給水できるスポットも

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来場者スナップ

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