今回で20回目の開催となった「FUJI ROCK FESTIVAL」(以下フジロック)。節目の回を迎えるにあたり、会場内では前年と比べていくつかの変化が見られました。フジロッカーたるもの、少しの変化でも気になってしまうもの。はたしてどんな変化があったのか写真とともに振り返ってみましょう!
リストバンドの事前配送、ICチップ導入
リストバンドにICチップが今年から取り付けられ、入場ゲートにてタッチすることで入退場を管理するシステムに。海外のフェスではこのシステムが多く取り入れられており、フジロックもそれを導入する形となりました。また、リストバンドの事前配送が行われ、会場に着いてリストバンド交換に長時間並ぶ必要がなくなりました。
奥地族の憩いの場 オレンジ・カフェの登場
会場内での一番の変化といえばここではないでしょうか。フジロック会場の一番奥、旧オレンジ・コートのエリアに登場した屋根つきの休憩スペース「オレンジ・カフェ」。ご飯を食べたり、休憩したりと、新たな憩いの場の登場に、ここから動けなくなってしまう人もたくさんいたはず。
電子マネーが使用可能に
今年から多くの飲食店で電子マネーが使用可能となり、現金を持ち歩く心配や、お金を取り出す面倒が不要に。簡単に決済できることもあり、ついつい使いすぎたり、飲みすぎたりする人もいたとかいないとか。
アーティストグッズ販売が場外へ
これまでグリーンステージからホワイトステージへの道中にあったアーティストグッズ販売のテントが場外エリアへ移動し、連日朝からお目当てのバンドのTシャツを買い求める人で賑わいました。なお、これまでアーティストグッズを販売していた場所には新しくトイレが設置され、重宝されました。トイレ設置に伴い、手を洗える水道も併せて設置されたのも◎
グリーンステージ両脇のスクリーンが縦長に
意外と気づかなかった人が多いのがこちら。昨年までと比べ、グリーンステージの左右に設置されたスクリーンが縦方向にほぼ倍の大きさへと変更されました。これまで以上に見やすく、遠くからでも楽しめるようになりました!
PYRAMID GARDEN、入場リストバンドで入場可能に
【PYRAMID GARDEN、入場リストバンドで入場可能!】当日有効の入場リストバンドをお持ちであれば、ステージエリアまで入場可能に!フジロックの穴場スポット♩https://t.co/170GDpvwsc #fujirock pic.twitter.com/Bzt3fVrgyV
— FUJI ROCK FESTIVAL (@fujirock_jp) 2016年7月19日
キャンプサイトのリストバンドを提示しないと入れなかったPYRAMID GARDENに今年は入場リストバンドでアクセスできるようになり、PYRAMID GARDENでのライブを楽しみにしていた人たちにとって朗報となりました。
保護者同伴に限り、中学生以下無料
今年は保護者同伴に限り、中学生以下の入場が無料となっており、これまでに比べて小さい子供を連れた家族が多く見られました。結婚し、子供ができてフジロックから足が遠のいていた人にとって今回の無料化は再びフジロックへ参加する大きな後押しになったのではないでしょうか。
オアシスエリアへの橋が復活
【苗場通信】 先発のスタッフが苗場入りしております! 今年から復活する、入場ゲート〜オアシスエリアの橋の施工の様子です! やっぱりこの橋があると便利ですよね〜 雨も降らず順調に作業が進んでおります!夜は肌寒いので、長袖はマストです! pic.twitter.com/jmcon7F8Qw
— FUJI ROCK FESTIVAL (@fujirock_jp) 2016年7月8日
ここ数年、設置が見送られてきた入場ゲート近くからオアシスエリアへと繋ぐ橋が今年ついに復活。オアシスエリアからトイレへ行くために遠回りする必要もなくなり、グリーンステージとを繋ぐ橋での混雑も解消されました。
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その他にもレッドマーキーの天井が高くなった、場外にATM設置、パレスにマジック小屋登場、ところ天国に落語舞台出現などなど気になった変更点は多数。みなさんはお気づきでしたか?来年はどんな変化が私たちを楽しませてくれるのか、フジロック’17を楽しみに待ちましょう!
Photo by Yasuyuki Kasagi(Official) / 宇宙大使☆スター(Official) / Etoo
Text by Goto