8月上旬に4日間、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催される、日本最大の野外ロック・フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」(以下、RIJF)。
ロック・ポップス・ヒップホップなどのバンドやJ-POPの歌手など、総勢200組を超えるミュージシャンが参加します。つまり、今の音楽シーンを知りたければ、行っておいて間違いなし!な野外フェス。初開催の2000年から18年目となるRIJFですが、「興味はあるけど、行ったことがない」「行ってみたいけど、どう楽しめばいいかわからなくて不安…」なんて方も多いはず。
そんな方々のために、会場へのアクセスから今年の見どころまで、実際に毎年参加している筆者が、「はじめてのRIJF」の攻略ポイントをご紹介します。
※本記事の内容は執筆時(2018年)の情報となります。
チケットはなるべく早くゲット!
毎年2月下旬からチケットの先行販売が始まるRIJF。ただしその頃には、まだ参加アーティストは発表されていません。行く日が決まっている人や、全日程参加の人はこの時点で購入しましょう。
なぜなら、RIJFは7月の一般発売まで、毎年5回〜7回程度の抽選先行でチケットが販売され、購入できる倍率はどんどん上がっていくから。行く日が決まったらすぐチケットを取る、それが鉄則です。
ただし、アーティストの発表も4月〜6月まで3回くらいに分けて行われ、アーティストの出演日割りが発表されるのは5月ごろ。そして最終的なタイムテーブルが発表されるのは6月です。
「絶対に行きたい!」という人は、そこまで待っているとチケットの確保がどんどん厳しくなってくるので、ギリギリまで粘らず、目当てのアーティストの日割りが発表された時点で抽選先行に申し込むのが吉です。
アクセス方法は人数によって変えるべし
RIJFは、茨城県のひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催されます。会場へのアクセス方法は複数ありますが、主に「自家用車」「電車・バス」「JTBオフィシャルバスツアー」の3種類です。
大勢で行くのであれば、駐車券を買って車で行くのがオススメ。東京都心を早朝5〜6時に出て、渋滞にはまらなければ(例年少ない)、3時間程度で9時前後には到着します。
とにかく早く行きたいのであれば、電車・バス。最寄駅はJR常磐線の勝田駅となり、都心からだと、上野駅から特急で約80分。そこから有料シャトルバスで会場まで約20分なので、単純計算でいちばん早く着きますし、出発地にもよりますが特に安い手段です。
個人的にオススメしたいのは、JTBオフィシャルバスツアー。全国各地から直通バスが運行するのですが、都心からだと往復6,000円程度。大荷物でも大丈夫、朝早くても夜疲れても直通で安心、日帰りの場合も終電前に帰れる…といった点でオススメです。また、JTBオフィシャルツアーにはバスのみだけでなく「バス+宿泊」プランもあります。
宿泊はオフィシャルツアー以外でも取ることはできますが、春ごろまでには確保しておかないと、近隣は埋まってしまう可能性が大。ですが、宿が取れなかった人や、当日急に泊まりたくなった人のために、翼のゲートから入って右手に「当日宿泊案内所」も用意されているのでチェックしてみてください。
ちなみに帰りも、オフィシャルバスツアーのバスはとにかく本数が多いので、最後のアーティストが終わるまで見ても、そこまで待つことはないので安心です。
服装はどうする? 雨具は必要?
あまり天気が大きく荒れることはなく、足元も基本的に整備されているためそんなに悪くならないのがRIJF。フジロックなどに比べ、軽装で問題ありません。
とは言っても、やっぱり荒れるときは大いに荒れる。レインウェアとレインシューズは必須です。特にメインステージのGRASS STAGEやSOUND OF FOREST周辺は土と芝生のエリアなので、足元が悪くなることもあります。
もし「手元にあると荷物になって嫌だな…」と思う方は、LAKE STAGEもしくはPARK STAGE近くにあるクローク(有料1,000円)に預けておくのもひとつの手。急な雨が降ると厳しいですが、クロークは一度預けてしまえば何度でも出し入れはできるので、たとえばすぐに使わないけど購入したオフィシャルグッズ・アーティストグッズなども預けてしまいましょう。
ちなみに朝6〜7時台に着いている人も多いせいか、8〜9時台に着いても完売しているグッズが結構あるのでご注意を。オフィシャルグッズ・アーティストグッズでどうしてもほしいものがある人は、早朝着が必須です。
また、朝や夕方以降は涼しく厳しい暑さはありませんが、日中の日差しがかなり刺さります。後述する休憩エリアに避難したり、帽子やサングラス、フード付きタオルなどを使ったりして、日差しや暑さをしのぐ準備をしておきましょう。
水分補給もお忘れなく。お酒ばかり飲んでいると倒れてしまう危険性もあるので、フードエリアの屋台などで、冷たいソフトドリンクをお酒とセットで確保しておくのは必須です。