あらゆる音楽フェスに行くFestival Life編集部だからこそオススメしたいアイテム紹介シリーズ。その中でもトップクラスに重要な足元周り!疲労や快適さに直結する靴選びは最も気になるアイテムだと思います。
野外フェスには、水たまりや泥沼など、屋内のライブハウスと違い、足元にトラップがたくさん潜んでいます。「お気に入りの白いキャンパス生地のスニーカーを履いていったら、真っ黒でドロドロに…足元が冷えてテンションだけでなく体調も悪くなってきた…」なんてことにならないように、初めての野外フェスでも快適に過ごせる、足元を検証します。靴だけではなく最後には安く済ませる裏技も紹介!
フェスのタイプによって合う靴は違う!
ひとえに音楽フェスと言っても世の中には色々なタイプのフェスがあります。靴選びはフェスに合わせてやりましょう。
防水性能など機能性が問われる野外フェス
雨や、砂利道、凸凹した道など自然のなかを歩き回る野外フェスは多機能性が重視されます。
とにかく機動性が重視される都市型フェス
コンクリートで舗装された道が多く、比較的平坦な道が多い都市型フェスは機動性や疲労軽減しやすい靴がオススメ。
フェス靴タイプ1:やっぱり動きやすいスニーカー!防水など機能性高いモデルも
「SUMMER SONIC」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などのフェスで足元を一番彩っているのは、やっぱりスニーカーです。とはいえ、キャンパス生地や布地のスニーカーは雨や汚れに弱く、一度水没すると乾かすのは難しく、残りの期間を不快な気分で過ごすことになります。スニーカーは、スポーツメーカーのランニングシューズやアウトドアメーカーのスニーカーがおすすめです。
ランニングシューズは、膝の負担を軽減するために靴底にクッションが施されており、飛び跳ねたり、踊ったりする場合に一番足への負担が少ない靴です。防水の機能はありませんが、最近のランニングシューズは速乾性の素材を使っていることが多く、濡れても比較的早く乾きます。
もうひとつのおすすめは、アウトドア向けのスニーカー。キャンプやBBQなどの野外活動、軽いハイキング向けのモデルのものです。底がタウン用のスニーカーよりも厚く、滑りにくい素材を採用しており、多少の撥水機能や、汚れに強い生地が使われています。ちょっと荒れた場所でも問題なく使えます。ただし、あくまでも撥水(水をはじく)だけなので、大雨の中での長時間の活動や、水たまりに入り込んでしまうと靴内に浸水します。事前に防水スプレーをかけておくことをおすすめします。
メリット:とにかく歩きやすい
デメリット:雨に弱い/普段使いのものだと汚れて使えなくなることも
フェス靴タイプ2:夏フェスでの定番!楽で手軽なサンダル靴
どうせ濡れるなら濡れてもいい靴にすればいいじゃん!そう、サンダルです。野外フェスでは長時間歩き、時には走りだすことや、ライブ中に飛び跳ねることもあるので、ビーチサンダルではなく、足首にストラップがあり、しっかり固定できるタイプの物を選択してください。
ただ、怪我や靴ずれ防止に、ソックスを履くことをお忘れなく。多めに持っていき、汚れた際には小まめに履きかえると快適です。またサンダルの定番の一つ、クロックスの製品は靴底に溝がほとんどないため、木道や、ツルツルした石の上などでは滑りやすいことも。キャンプサイトや宿でのちょっとした移動に使うのをオススメします。
メリット:履いたり脱いだりが楽/涼しい
デメリット:ライブ中に踏まれる/雨だと滑りやすい/足元が冷える/虫に刺されやすい
フェス靴タイプ3:野外フェスの優秀靴、それは長靴!
どんな気候にも対応可能なのが長靴です。みんなが避けて通る水たまりや泥んこの中もブルドーザーのようにガツガツ進めます。また、水で流すだけで汚れがすぐ落ちるので、使った後のお手入れもとっても楽々!しかも登山靴やスニーカーよりリーズナブルなことが多いので、フェス用にまず1足靴を買わなければという方は機能的な長靴をおすすめします。足が濡れないだけで、体力の消耗が全然違います。とはいえ、晴れている日は長靴の中は蒸れるので不快に感じることも。最近は丈の長さを調整出来る長靴(Colombiaや野鳥の会など)や、短いサイズのものもあるので、チェックしてみてください。
フジロックや朝霧JAMのようなガッツリアウトドアのフェスに行く際に、どうしても1足だけ買うとすれば、断然長靴をおすすめします。しかし、気候が著しく変わる野外フェスだと、どの靴もメリット、デメリットがあります。天気予報や、当日の天気に合わせて、「登山靴+サンダル」や、「スニーカー+長靴」など、数種類を使い別けるのが一番快適に過ごせるコツかもしれません。足元が快適でないと楽しいライブにも集中できないので、この記事を参考にぜひ自分にあった靴を探してみて下さい。
メリット:悪天候も全く気にしないで歩ける
デメリット:蒸れる/荷物としても持ってくるのが重い
靴を新しく買わずに防水する裏技
フェスのために防水の靴を買うってちょっと高くない?フェスのチケットだけでもうお財布がきつい…そんなアナタに安く防水できる裏技の紹介。それは『防水ソックス』を使うこと。靴は普段履き慣れたスニーカーでOK!靴は濡れるかもしれないけど、足が濡れなければ不快なグチャグチャ感や足先の冷えなどを避けられます。値段的にも5000~6000円程度と非常にお得。梅雨のタイミングでの日常使いにも活躍できるので、おすすめです。