フェスで見かけたあんな人やこんな人、有名無名問わず最高に楽しんでいる(=フェスってる)人たちにインタビューする「フェスな人」。今回は、Festival Lifeのイベントにも毎回DJ出演してくれているU NGSMさんにインタビュー。DJでありパティシエでもある彼は「FUJI ROCK FESTIVAL’16」のGAN-BANブース出演も果たした実力派。フジロック出演の感想から、パティシエDJの極意までを語ってもらいました。
パティシエDJ U NGSMにインタビュー
U NGSM(読み:ユウ ナガシマ)です。パティシエとDJをやっています。
-珍しい組み合わせですよね。まずはパティシエのことを教えてもらっていいすか?
フリーランスのパティシエとして日中は契約先のお店で働き、午後は個人で依頼されたオーダーケーキを作ったりしてます。DJをやってることもあって、音楽業界の方々から頼まれる機会も多くて、きゃりーぱみゅぱみゅさんや、ストレイテナーのホリエアツシさんのバースデーケーキを作ったりもしました。
-DJとしてはどんなジャンルをプレイされているんですか?
ジャンルで言うと、インディー・ダンスやニュー・ディスコと言われるジャンルを主にプレイしてます。
-そういったジャンルにハマったキッカケって何だったんでしょうか?
もともとロックやファンクミュージックが好きで、そういった要素を取り入れたダンスミュージックとしてインディー・ダンスにハマたんですが、僕がちょうどDJを始めた9年前ってエレクトロ・ショックと言われる、いわゆるDigitalismやJusticeのような、エレクトロハウスというジャンルが凄く盛り上がった時期なんですよ。でもその裏でファッション系の人たちは、そのシーンとクロスオーバーができるインディー・ダンスに注目していました。僕はそちら側の好みが強かったんですよね。
-Festival Lifeのイベントにも毎回DJ出演していただいてますが、他にはどういったイベントに出ていますか?
レギュラーとして出させてもらっているのは、渋谷のVisionで開催されている「Modern Disco」というイベントですね。その他は声を掛けていただいたところに、という形です。スローな楽曲を中心としたプレイが得意なので、クラブだと朝方のラウンジでのブッキングや、浅草のライブハウスで落語とのコラボみたいな面白いイベントにも出ることもあります。
-ご自身でも「SWIMS」というイベントを主催されていますね。
特にジャンルは縛ってはいないんですが、水辺で聴きたい音楽というテーマで出演者には選曲してもらっていて、ハウスディスコ、インディー・ダンスあたりが多くかかるイベントになっています。クラブイベントというと、ビート音がはっきり出るアッパーで踊らせる曲が多くかかるイメージだと思うんですが、SWIMSはビートが全くない曲や弱い曲もかかりますし、ゆったりと横に揺れるような、リラックスして楽しめるイベントをやっています。
-ゲストも出演するんですよね?
ゲストにはこれから注目されるだろうと思う新人で、ライブセットができるアーティストを中心にピックアップしています。例えば2016年にはPAELLASに出てもらいました。その後人気がでてきて、今は全国ツアーを回る程にもなった彼等ですが、そういった新しい流れを知ってもらえるイベントでもあります。
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