「ITAMI GREENJAM’20」開催断念とローカルフェスティバルの再興を図る「ITAMI CITY JAM」の開催を同時発表＆「#表現を続けよう」をテーマにクラウドファンディングを開始

2020年9月26日(土)～27日(日)に、開催を予定していた関西最大級の無料フェス「ITAMI GREENJAM’20」が、新型コロナウイルスの影響をうけて開催中止となったことが発表された。

同時に、開催予定地であった兵庫・伊丹市の有志や商業施設と協力の上、「#表現を続けよう」をテーマに掲げた、まちなか文化祭「ITAMI CITY JAM」開催と、それに伴うクラウドファンディングが開始となったこともあわせて発表された。

「ITAMI CITY JAM」は、地元幼稚園からプロイラストレーターによる巨大な絵画を展示するアート会場や、入場定数を通常の半分以下に設定した、フード・マーケットと地元吹奏楽団や文化活動団体の様々なパフォーマンスを行う会場など、同市内に小規模複数会場を分散させる形で感染症対策を徹底し、開催される予定の市民特化型文化祭。

当日は一部オンラインでの配信も予定されており、詳細は後日発表予定となっている。

クラウドファンディングサイト

主催者コメント

ITAMI GREENJAM’20の開催に向けて日々各所との協議を続けてきましたが、完全フリーの形式である事や、今の状況の中で万人規模のイベントを安心した体制で運営出来ない事など、断腸の思いで今回開催を断念することにしました。

ITAMI GREENJAM’20の開催を信じて下さっていた皆様には大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今回はこのような判断に至りました。

一方で、このコロナ渦の中でアーティストから商業者、学生など多種多様な人達の「表現」が後回しになっている現状への違和感を感じている自分の想いに嘘は付けませんでした。

ITAMI GREENJAM’20は中止となりましたが、今年は市民特化型の会場分散型まちなか文化祭「ITAMI CITY JAM」を地元の有志や商業施設と開催させて頂きます。

ITAMI GREENJAMは「表現を持ち寄る市民プラットフォーム」を掲げ、7年間無料開催を継続してきました。

そこで育んできたローカルエネルギーを、こういう時こそ支え合いの力に変換し、どんな形でも表現者の手元に表現を取り戻す場を地域と共に創る事が本イベントの役割だと信じています。

考えうる感染症対策は全て実施する事は勿論の事、ご年配の方や基礎疾患をお持ちの方など、より一層感染に注意しなければならない方々にも、お子様/お孫さんやご家族のイベント内パフォーマンスをお楽しみ頂ける様に、オンライン配信の準備も進めております。

色々な価値観が交差している今ですが、その全ての価値観の方々と乾杯出来る日が1日でも早く来ることを願うと共に、僕達なりの形でその為の「今」を表現し続けます。

#表現を続けよう

ITAMI GREENJAM主催大原智