板東さえかのフジロックレポート【後編】来年また戻ってくるのを誓ったフジロックDAY2-3

フジロック、ついに最終日！

8月22日（日）、雲は多いものの、この日も晴れ。そしてフジロック最終日ということで、やっぱり行っておきたいフジロックのてっぺん！ドラゴンドラに乗ってDAYDREAMINGへ。

ドラゴンドラはRED MARQUEE後方に受付がありそこでチケットが買える。なかなかに傾斜のある丘をぜぇぜぇ言いながら上った先に、乗り場が待っている。片道およそ25分間の空中散歩。だんだん会場は離れ、ステージが小さくなっていく。フジロック、すごい場所でやってるんだなあと再確認！

晴れの日は特段美しい景色が広がる道のり。エメラルドグリーンの湖の名は〝二居湖〟。私はドラゴンのお風呂と呼んでいる。

ドラゴンドラに乗ってのんびりと苗場の自然を眺められる時間はフジロックにいる間、他では味わえない。その行きと帰りで秘境に辿り着く同志とすれ違う時、思わず手を振ったら振り返してくれたりしていつもよりハイになったりする。

そうそう！ドラゴンドラでの楽しみ方として推奨したいのが〝すれ違いじゃんけん〟「最初はグー…！」の振りをすると勘の良い人(ノリの良い人)はすぐに反応してくれて、ジェスチャーだけでじゃんけんできるんです(笑)

1人だったけど今年もやってみた。こういうコミニュケーションって解放的な空間だからこそだな～♬

最終日のライブもスタート！

会場に戻った頃にはGREEN STAGEでAwesome City Clubが演奏中！ステージに合わせたグリーンの衣装に身を包むメンバーと、バックバンドにコーラス隊、ダンサーまで！華やかなショータイム！朝にぴったり。

12:00～ GLIM SPANKY@FIELD OF HEAVEN

FIELD OF HEAVENでは、ピンチヒッターで登場したGLIM SPANKYのアコースティックセット。レミちゃんこと松尾レミの強烈なボーカルと亀ちゃんこと亀本寛貴の色気あるギター。素裸で魅せられる技量と風格。同世代の私は痺れちゃったよ。

そして、お昼ご飯を食べにOASISヘ。夕方には会場を後にしないといけないので、最後のフェス飯になりそうだったので、ここはピザに決めた。

とろ～りチーズが伸びる伸びる♬さらに、凍らしたフルーツとサイダー氷のデザートにも初トライ。見た目も涼やかでスッキリな味わい。

12:50～ cero@GREEN STAGE

久しぶりに投下された新曲『Nemesis』を生で聴けて歓喜。雨がポツポツと降り出したかと思うと瞬く間にレインウェアを装着するフジロッカー。ポンチョが揺れる『さん!』が楽しかった！フェスによく似合う。

13:40～ TENDRE@WHITE STAGE

そして踊りたい！モードで向かったTENDRE。鍵盤にとまったトンボと戯れるユーモアや気持ちを整え想いを手紙にしてきた誠実さ。人柄がそのまま音に出てるTENDREのステージは愛に溢れていて、「話したい、それだけ」と繰り返された『hanashi』で胸がいっぱいになった私は歌で泣いた。素晴らしい歌に泣いた。

私の〝生〟のフジロック’21はここまで。この日のうちに大阪に戻るため、後ろ髪を引かれつつ会場を後に。帰路ではひたすらフジロックのライブ配信を観ながら(車窓の風景には目もくれず)あっという間に家に着いた。家に帰るまで、しっかりフジロック。

そして、2日間くぐるたびに何が示されるのか気にかけていたゲートには、来年が約束されていました。

「SEE YOU IN 2022 JULY 29-31」

必ず帰ってきたいし、ここで音楽仲間や新しい出会いと乾杯がしたい。

フジロックを愛する人やこれからフジロックの魅力を全身で味わえる人たちが期待で胸を躍らせ、このゲートをくぐれますように。

最終日は半日でも20,648歩。自分の足を運び、観て聴いて感じたことを大切にしよう。
フジロック’21、ありがとうございました。

これからも全国各地(いつかは世界！？)に飛び出し、フェスの楽しさやそれぞれの魅力を伝えるべくFestival Lifeで発信していきますので、感想などぜひコメントをお願いします♬

Text/Photo:板東さえか
Top Photo：Takuma Utoo

板東さえか
大阪生まれ大阪育ち、生まれてこの方あだ名は〝ばんちゃん〟。学生時代よりライブハウスに足繁く通い様々な音楽フェスへも行くようになり、北海道RISING SUN ROCK FESTIVALで初めてのキャンプインフェスを経験したことがきっかけでアウトドア、キャンプに魅了される。現在FM802 毎週(火)深夜24時〜27時「Poppin’FLAG!!!」にて音楽を中心に〝アクティブ〟をコンセプトとしたカルチャー発信中。 Instgram