LOVE SUPREME JAZZ FESTIVALの魅力
-ラブシュプは本家がUKのフェスですが、社長は行かれたことは?
社長:行ったことはないんだけど、この名前でフェスが立ち上がったときに、並んでいたメンツが超良かった。「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL」ていうタイトルもそうだし、グレゴリー・ポーター、ホセ・ジェイムス、いわゆるUSの最前線とUKの最前線、そこにプラスDJがいたんですよ。カッティングエッジ過ぎるなと。こういうフェスが日本にも欲しいって思っていたら、日本版ができたという。
-日本初開催はどんな雰囲気でしたか?
SKY-HI:相当ファミリーでしたよね。家族連れの方も多かったし、ファミリー感、アットフォーム感があって、他のフェスとは趣が違うというか。
社長:森の中で空気も良くて、柔らかい雰囲気で。
SKY-HI:裏側でお子さんを連れて来ているアーティストの方も多くて、子供がめちゃくちゃはしゃいで走ってて。僕も走っちゃいましたもん(笑)。意味もなく転んでみたり。
社長:WONKのクルーは、森の中でPV撮ってたからね。
SKY-HI:我々の写真もラブシュプの日に撮りましたもんね。
-会場の作りはどうでしたか?
社長:そもそもミューズパークという場所自体に円形劇場があって、フェスを主催する立場から見ても、あの雰囲気は羨ましい。
SKY-HI:芝生で座れるところがあって、演奏聴きながら、寝転がったりもできて気持ちいい。野外フェスって、疲れない靴、汚れてもいい服、着替えとか、ボロボロになって帰るつもりというか、いい意味で疲れに行くところもあると思うんですけど、ラブシュプは散歩の延長で来たとしても、元気に帰れる。シンプルな導線で疲れなかったですね。うちのAile The Shotaも出演以外の時間はステージを行き来して楽しんでいました。
今年のコラボの展望は?
-今年のラブシュプについてお伺いしたいのですが、去年はソイルのステージにSKY-HIとして出演するという形でした。今年はどんな感じでしょうか?
社長:軽く打ち合わせしているんだけど、SKY-HIは所属のアーティストについてすごい考えていて、このアーティストだったらこういう感じがいけるとか、この楽曲ならこの子というようなことを考えてらっしゃるんですね。そういうところが軸になって、我々はステージのホストバンド的な感じで柔軟に、そこに立つフロントマンたちを最大限のパフォーマンスしていただく環境を作っていくというところにフォーカスします。
SKY-HI:次の段階でソイルさんに相談したいと思っているのは、我々の曲を演奏していただくのもいいのですが、ジャズの有名なナンバーやソイルさんの楽曲とかで我々が歌う形、いわゆるカバーとかのスタイルもいいかも。
-ここからセッションしたり、アイディアをぶつけ合ったりして、ステージが完成していくと。
SKY-HI:アドリブできるメンバーで行こうかなと思ってますね。即興に強そうなアーティストと一緒にいけたらいいなと思っていますね。
社長:さっきも話したノリっていう部分はフェスだから大切にしなきゃいけないけど、コラボレーションステージという形で発表されている以上は、任せられた時間を最大限ショーアップして、1分たりとも無駄な時間がないようなエンターテイメントをやらなきゃいけない。ノリが大事だけど作り込むという相反するもの・なんだよね。
SKY-HI:正直どっちの気持ちもありますね。「いいじゃん!やりたい人みんなで行こうよ」っていう気持ちと「作ってから展開させて」という気持ちと。作ってから展開をもう少しやらないと、コミュニテケーション不全が訪れてアクシデントが起こってしまう可能性もあるので、
社長:大事にしなきゃいかないといけないよね。作り込みの部分とノリの部分と。
-最後に今年ラブシュプ行こうかなって迷っている人に一言を。
社長:迷っている人いるの!?(笑)。迷っている人はまず来て!来てから考えよう!
SKY-HI:あとラブシュプは”置き去り”がない。音楽フェスでも自分がやっているような嗜好性の強いものは、そもそも興味のない人を連れていくのはハードル高いかもしれない。来たら絶対楽しいものにしようっていう気持ちはあるし、そういうものを作れてるとは思うんですけど、ラブシュプは、そのあたりの敷居は極端に低く見積もってもらっていいような気がしますね。
社長:たしかにジャズフェスって書いてあるから、難しいイメージお持ちかもしれないけど、全然そんなことないと思いますよ。
SKY-HI:敷居の低さが尋常じゃないっていうのは、ありますね。
Text:石川優菜
Edit:津田昌太朗
PHOTO:LOVE SUPREME JAZZ FESTIVALオフィシャル
出演アーティスト
5月13日(土)
【THEATRE STAGE】
GEORGE CLINTON&PARLIAMENT FUNKADELIC
DOMi&JD BECK
AI and many guests with SOIL&”PIMP”SESSIONS
Answer to Remember with HIMI, Jua
【GREEN STAGE】
ALI
海野雅威 with Special Guest 藤原さくら
4 Aces with kiki vivi lily
5月14日(日)
【THEATRE STAGE】
DINNER PARTY FEATURING TERRACE MARTIN, ROBERT GLASPER, KAMASI WASHINGTON
SKY-HI&BMSG POSSE(ShowMinorSavageーAile The Shota, MANATO&SOTA from BE:FIRST/REIKO) with SOIL&”PIMP”SESSIONS
Blue Lab Beats featuring 黒田卓也, 西口明宏 with 鈴木真海子(chelmico)and more
Penthouse with 馬場智章, 吉田沙良(モノンクル)
【GREEN STAGE】
Kroi
モノンクル
馬場智章
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【LOVE SUPREME JAZZ FESTIVALフォトレポート】ラブシュプ会場レポート&アンバサダー堀田茜さんにインタビュー
【LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL来場者スナップ】初開催のラブシュプで最新の春フェスファッションをチェック!
LOVE SUPREME JAZZ FESTIVALスペシャル対談 | 中村正人(DREAMS COME TRUE)× 社長(SOIL&”PIMP” SESSIONS)
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