都市型フェスの中でも圧倒的な存在感とブランド力を誇る「GREENROOM FESTIVAL」が次に打って出たのは、「緑」をテーマにしたフェス。「Local(地元)のGreen(緑)を大切にしよう」をコンセプトに、2018年にスタートした「Local Green Festival」が、8月31日(土)・9月1日(日)に開催される。
「緑をテーマ」といきなり言われても、一体どんなフェスなのかが想像しにくいかもしれないが、それは15年前に「GREENROOM FESTIVAL」が立ち上がったときに少し似ている。今でこそ、「GREENROOM FESTIVAL」は、サーフカルチャー、ビーチカルチャーをバックボーンに持つ、ミュージックとアートのカルチャーフェスティバルということが浸透したが、立ち上がった当初は2000年代中盤。音楽をメインにしたフェスはすでに多く開催されていたが、サーフカルチャーやアートなど、音楽以外の要素を全面に押し出したフェスはそう多くはなかった。そんな中、回数を重ねるごとに、主催側のメッセージが一部だけではなく、一般層にまで浸透していき、今では日本を代表する春フェスに成長した。
そんな「GREENROOM FESTIVAL」は、”Save the Beach Save the Ocean”をテーマに掲げて15年目続けられたわけだが、より広い視野で見たときに「街が綺麗になれば、山も海も綺麗になる」、「地球が綺麗になれば、もっと楽しく、もっと美味しく、生活が豊かになる」という考え方をもとに、新しいチャレンジをスタートさせた。それが、「Local Green Festival」だ。「GREENROOM FESTIVAL」と比較すると、まだ知名度も高くはないが、近い将来日本を代表する秋フェスになる可能性を大いに秘めた、「Local Green Festival」の魅力を紹介したい。
①豪華ラインナップが集結!注目の出演者をピックアップ!
昨年以上にラインナップに広がりが出た今年の「Local Green Festival」。海外勢も多くラインナップされ、初日には、シカゴ出身のソウルシンガーで3度目の来日となるBJ the Chicago Kid、そして名門レーベル「Stones Throw」発のStimulator Jonesが登場。2日目には、シンガー・ソングライター、Caleb Hawleに加え、マレーシア生まれのYUNAの日本初のステージも堪能できる。
日本勢も、Tempalay、SIRUP、chelmicoらを筆頭に今年の夏フェスシーンを賑わしたアーティストが揃う。また、フェス自体に初出演となるSerphがそんなライブを披露するのか、そして活動休止から7年の歳月を経て、デビューから20年目の節目のタイミングで、本格的に再始動するNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのステージも見逃せない!