旺角〜太子にはローカル音楽カルチャーを感じよう!
過去に西九龍エリアでフェスが開催されていたときは、旺角(モンコック)周辺のホテルを定宿にしていたが、香港半島側での開催になってからも必ず訪れるのが、旺角〜太子エリア。
香港島のセントラルに位置するフェス会場からは電車で30分程度のやや離れた場所になるが、このエリア一帯は小規模のレコード屋が集まっており、音楽好きなら訪れておきたいお店も多い。時間を作ってフェスの前後に訪れてみよう。
ローカルの音楽好きが集まるショップも
モンコックは繁華街なので、デパートやショップなど様々なお店が並んでいるが、ZOO RECORDS、The Beat Records、Win Win Shopなど、ローカルなレコード屋も点在している。またコロナ禍を経て、太子エリア側には新しくオープン(移転)したお店も多く、過去に訪れたことがある方もぜひ再訪してほしい。
今回訪れたのは、「HONG KONG」とシンプルな外観に惹かれて入ったSHOP AT YEARS。ヒップホップやR&Bのレコードが並び、ターンテーブルも置いてあるお店だが、アパレルやアクセサリーも買える面白い品揃えが特徴。今回のクロッケンフラップのヘッドライナーが、ウータンクランということで、彼らのレコードも飾られていた。またSHOWA CITY CLUBは、その名の通り、昭和のシティポップ、アイドルにフォーカスを当てたお店。レコードやCDはもちろん、カセットテープや雑貨など、珍しいアイテム多く並んでおり、香港でもシティポップのブームを実感できる。
フェス前後に必ず訪れたいレコードショップ
香港のレコード屋の中でも音楽好き&フェス好きにマストで訪れてほしいのが、太子エリアにあるWhite Noise Records。香港を代表する人気レコードショップ兼レーベルで、アジアのインディーミュージックを中心に、世界中のレコードが並ぶ。店長のゲイリー氏は日本とのパイプも強く、日本のレアなレコードも多く取り揃えているのも特徴のひとつ。またWhite Noise Recordsがある通りには、カフェや雑貨店など、お洒落なお店が連なっているので、お店付近を散策してみるのも楽しい。
日本からの来客も多く日本フレンドリーな店長のゲイリーさんがいたら、仕事の合間に話しかけておすすめのレコードを教えてもらおう。今回は、レコードだけでなく、近くのおすすめの音楽スポットを聞いてみたところ、徒歩圏内になるBOUND KOWLOONというカフェ・バーを紹介してくれた。地元香港のローカルアーティストのレコードやグッズが購入できる小さなバーだが、豊富なクラフトビールとグッドミュージックで夜遅くまで営業しているので、ぜひ足を運んでみて!
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クロッケンフラップの次回開催は2023年12月に決定。香港政府観光局のサイトでは、クロッケンフラップ以外にも魅力的な香港のイベントや観光スポットが紹介されているので、そちらもあわせてチェックしてみよう。また、現在、東京(成田発着)-香港間の往復航空券やグッズが当たる、ダンスで「ハロー香港!」キャンペーンが開催中となっている。応募期限は4月20日(木)まで。詳しくは特設サイトをチェック!
Text:津田昌太朗
Photo:江藤勇也 / 香港政府観光局
協力:香港政府観光局
Clockenflap Music & Arts Festival
日程:2023年12月1日(金)〜3日(日)
場所:未発表
公式サイト
【Welcome Back! Clockenflap】5年ぶり開催の香港最大級フェス「クロッケンフラップ」レポート&12月の開催参加に役立つ情報まとめ
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