「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」ヘッドライナー予想に引き続き、2019年で20周年を迎え、3日間開催が発表された「SUMMER SONIC 2019」のヘッドライナー予想をお届け!
今回予想に協力してくれたのは、フジロック予想に引き続き、Festival Lifeにゆかりのある、音楽ライター、ラジオDJ、大学教授、フェスでよく見かけるあの人まで。 フジロック予想とは違い、一部のアーティストに予想(願望)が重なる結果に! このタイミングだからこそできる、願望強めの予想をお楽しみください。
【FUJI ROCK FESTIVAL ’19】音楽ライター、大学教授、フェスで見かけるあの人たちが、2019年フジロックのヘッドライナーを勝手に予想!
Beyoncé
サマソニで観たいのは、やはりビヨンセ。「#Beychella」のハッシュタグで話題になった2018年のコーチェラでのライブは、黒人音楽の歴史を縦断しつつ脂の乗り切ったパフォーマンスを繰り広げる“現代エンタメの最高峰”と言えるものでした。2018年のジェイ・Zとのジョイントツアーでの来日はかないませんでしたが、2009年以来のサマソニ出演に期待したいです。ビヨンセが不可能なら、新譜で一皮むけた表情を見せていたことが印象的だったアリアナ・グランデや、新作に向けてスタジオ入りが報じられているリアーナも観たい。(杉山仁)
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後から振り返った時、日本におけるフェスのネット中継元年は2018年になるのではないか。自宅でビール片手にみたコーチェラでのビヨンセは、「圧巻」の一言に尽きる。この年のハイライトであっただけでなく、オールタイムベストといっても過言ではない、フェス史に残る名演だったと思う。今年は生でみたい。出演実績のあるサマソニに期待しています。(永井純一)
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The1975じゃなくてビヨンセ。The1975には、本当は雰囲気的にフジロックに出てほしいけれど、まずはサマソニなのかな。新しいアルバムがとても評価高いし、実際に今年一番なんじゃないかとすら思うけれど、今の日本でマリンを埋められるのかというと……。となると、コーチェラでワガママボディと圧倒的パフォーマンスで釘付けにしたビヨンセが本命。レディー・ガガに役を譲った映画「スター誕生」の大ヒットの鬱憤をサマソニで晴らす!(パンダマン)
Arctic Monkeys
正直なところ新作『Tranquility Base Hotel & Casino』には興奮できなかったのですが、内容自体は現在ならではの円熟味を伝えるものだったことと、今の彼らの魅力はライブだと思っていることもあって、2014年以来となるアークティック・モンキーズの出演に期待。思えば07年に初めて彼らがサマソニのヘッドライナーに抜擢された際、東京から大阪会場まで向かう→堂々すぎるパフォーマンス→感極まって泣くという謎の経験をした人間としても、ベテラン・バンドの域に片足を突っ込みつつある今のアークティックが観たいです。(杉山仁)
The Strokes
2016年にジュリアンのレーベルからEP『Future Present Past』をリリースし、いよいよ本格再始動か!?と思いきや、大型フェスを中心とした散発的なライヴ活動を経てまたも開店休業状態に入ってしまったストロークス。今年はThe Voidzとアルバートのソロ(フジロック最高でした)など話題には事欠きませんでしたが、2019年は既にBilbao BBKとDoctor Musicというスペインの2つのフェスに出演することが決まっており、今度こそニュー・アルバムを引っさげた最新モードを日本でも見せつけてほしいです。しかし、彼らは非常にライヴの出来にムラがあり、2015年のPrimaveraで見た時はあまりの悲惨なステージにアンコールを聞かず移動してしまった苦い思い出が……。でも過去2回出演しているサマソニはどちらも素晴らしいパフォーマンスだったので、フジより相性が良いのかも。というわけで、来日公演も幻となっていたThe Voidzと本家ストロークスのW出演に期待。(Kohei UENO)
Drake
新作『Scorpion』がビルボードチャートで“ビートルズ越え”前人未到の新記録を達成するなど、今年を制したドレイク。そろそろ日本にも来ていただきたい!10月にLAで観たミーゴスとのツアーがあまりにもエキサイティングな内容だったので一番の希望はそれを日本でも観られることだけど、こうなったら贅沢は言わない。大きなモニターも演出機材も置いて、身ひとつでも来てもらえたら十分!クリエイティブマンさん、お願いします!!(奥浜レイラ)
Travis Scott
フジロックに来たドレイクを半月くらい日本で遊ばせて、一緒にSICKO MODE歌ってくれよ。去年、ケンドリック・ラマーを観た時、ヒップホップのライブって思ってたよりすんごいのねとなったけれど、その驚きを別角度から経験させてくれるのは彼だけなんじゃないかな。とはいえ、俺はマルーン5に来てほしいけど。2月の単独も行くけれど、サマソニでもやっちゃいなよ!(パンダマン)
The 1975
今年のレディング&リーズ・フェスティバルのトリの1組として発表されたThe 1975に1票。ポップ、ヒップホップ全盛の現代に、若い世代のバンドでビッグフェスティバルのトリを務めることができる数少ない存在だと思います。アルバムリリース後のツアーに日本公演を組み込むことは十分に考えられるかと思います。過去の来日が全てクリエイティブマンの公演だったことを考えるとサマソニの可能性が高いかも。(竹内琢也)