必ず立ち寄りたいフードエリアはこの3つ
音楽だけでなく、フェス飯も充実しているのがRIJFの魅力のひとつ。ここ数年はグルメエリア名称とエリア数が変わっておらず、基本的にはステージ近くにあり、大小合わせて全6箇所のグルメエリアがあります。今回は、その中でも特に「ここをおさえておけば間違いなし!」なエリアをご紹介。
茨城の特産品を楽しむなら「ひたちなか市場みなと屋」
いくつもあるフードエリアの中でもひと際雰囲気が異なる「ひたちなか市場みなと屋」。ひたちなか市の有志によって展開されており、新鮮な野菜や海産物、地酒などを楽しめる、おしゃれで賑わいのあるエリアです。お酒の種類は、全フードエリアの中で一番。うっかりすると、ステージへ行くのを忘れてひたすらここでのんびり過ごしてしまうくらい、最高に居心地の良いエリアです。
ここで名物となっているものといえば、なんと言っても「五浦ハムのハム焼」。毎年長蛇の列ができる、定番メニューです。ジューシーなハムにかぶりついてキンキンに冷えたビールを飲むのが最高!ちなみにこのハムを入れた「ハム焼きカレー」なんて恐ろしいメニューもあります。フェスのカレーはなぜだかとてもとてもおいしい。
がっつり系メニューをゆっくり楽しむなら「ハングリーフィールド」
各フードエリアにフェス飯は散らばっているのですが、軽食ではなくしっかり食べたい人にオススメなのが、LAKE STAGEからSOUND OF FORESTへ向かう道中にある「森のキッチン」もしくはここ、「ハングリーフィールド」。
肉や丼もの、カレー、麺類など、しっかり系の食事が多めになっています。RIJFで一番歴史が長いフードエリアです。そしてしっかり食事を楽しめるよう、テーブルとイスが特に充実しているのもこのエリア。ゆっくり落ち着いて食事をしたい、という人にぴったりです。
冷たくて甘いスイーツは絶対にここ「茶屋ビレッジ」
暑さや疲れで、誰もが「甘くて冷たいものが食べたい!」となるのが野外フェス。つまりこの「茶屋ビレッジ」の名物は、とにかく並びます。熱中症に注意! 「ここで何か買ってからステージ見に行こう」とか思って並ぶと、確実に見逃します。ちなみにGRASS STAGEのすぐ近くなので、並びながら充分音漏れは楽しめます。
このエリア名物といえば、なんと言っても「いちごけずり」と「メロンまるごとクリームソーダ」。「いちごけずり」は、たっぷりいちごをそのまま凍らせて削り出した贅沢ないちご氷のうえに、北海道産フレッシュミルクをふわふわのホイップにしてのせた絶品。もしかするとRIJF以外のフェスでお目にかかったことのある方もいるかもしれません。
そして「メロンまるごとクリームソーダ」は、驚くべきことに、名前のとおり、一人につきメロンひと玉なんです。メロンにサイダーが注がれ、その上にアイスをどん。そこにストローを刺してくれる、なんとも贅沢な一品です。ちなみにおかわりもできます。飲みすぎてお腹を壊さないように気をつけて!
会場内の休憩おすすめのエリアとデイキャンプゾーン
RIJF会場内ではキャンプでの宿泊はできず、決められたエリア(テントゾーン)でのデイキャンプのみが可能となっています。宿泊の場合は、公式の近隣キャンプ場「CAMP VILLAGE」がオススメ。
会場内のテントゾーンは、LAKE STAGEからSOUND OF FORESTにかけての一帯にある「テントの森」、各ステージから少し離れた場所にある「まつかぜテントエリア」、そしてGRASS STAGE周辺エリアの3箇所のみです。それ以外の場所にはテントを張ることはできません(別途イスゾーン、シートゾーンも用意されています)。
特にキャンプ券などは用意されていないので、設置は早い者勝ち。好きな場所にテントを張りたいのであれば、朝6時〜7時台くらいまでには到着していることが必須。8時台にもなると、ほとんどが埋まっています。
テントの森
木々に囲まれて木陰の多いエリア。毎年テントがぎゅうぎゅうになっているエリアです。LAKE STAGEとSOUND OF FORESTに程近いため、その2箇所に好きなアーティストが出る、できるだけ涼しい場所にテントを張りたいという人にはオススメです。ちなみに、近くにトイレがいちばん多いのはこのエリアです。
まつかぜテントエリア
2016年に、それまでスタッフが利用していた通路(まつかぜルート)が解放され、HILLSIDE STAGEが新設されたことで新しくできたエリア。どのステージからもそれなりに距離があるので、静かに休憩をしたい人にオススメのエリアです。
GRASS STAGE周辺
キャンプとしては、大掛かりな人が多いエリア。テントはもちろんタープやイスなど、キャンプグッズ総動員でしっかり拠点を作る人の多いゾーンです(少し後ろへ行った、「ハングリーフィールド」近くになるとテント単体が多くなる)。テントの装飾をしたり、大人数で利用したり、しっかりキャンプを楽しみたい人にオススメのエリアです。
また、ひとりで気軽に休憩できるエリアとしては、「ハングリー・フィールド」から「茶屋ビレッジ」へ向かう途中の芝生エリアにある、運営設置の大きなテント。リュックなどを枕にして休憩するのがオススメ。GRASS STAGEの音漏れを聴きながら、のんびりできます。
もしくは、LAKE STAGE内は後方を囲むように階段があり、その上には屋根があるので、日陰で休みたい人はぜひ活用してください。ただし場所取りはNGなので、LAKE STAGEの演奏を見たい方を優先しての利用となります。
ちなみにオススメなのは、マッサージブース。10分1,000円でスポーツトレーナーによる本格マッサージ・ストレッチを受けることができます。10分と侮るなかれ、あっという間に夢の中に…。GRASS STAGE近くにあるため、音漏れを聴きつつマッサージされるのが快適です。
フェス内に観覧車も!
変わり種だと、遊園地の観覧車。会場となっている国営ひたち海浜公園には遊園地があり、PARK STAGEからGRASS STAGE手前のぴょんぴょん橋あたりまでの遊園地で遊ぶことができます(別途料金)。その中の観覧車は、空調がきいていて最高! また、GRASS STAGEを上から見られるレアスポットにもなっています。
また、フェスはなかなか厳しいとされるトイレ事情について。実は、RIJFはとにかく年々トイレ整備が快適になっており、清掃やペーパーの補充はきちんとされており、お手洗い自体の数も非常に多いです。
お手洗いはなんと18箇所。特に、テントの森近くは個室がたくさん設置されています。トイレ自体は全エリアに満遍なく設置されているため、基本的にほとんど並びません。ただし、油断は禁物。マップにトイレの場所はすべて書かれているので、自分がいる場所から近いトイレがわかるようにしておきましょう。
最後に
RIJFは、規模・環境・交通アクセスなど、どの点で見ても、野外フェス初心者にぴったり。モッシュやダイブは公式で禁止されており、日陰のエリアも多いので、野外フェス初心者の方はもちろん、ご家族でも安心して楽しむことができます。
気になってはいるけどハードルが高いと感じていた方、行き方や楽しみ方に不安があった方、ぜひこの記事を参考に、初めてのRIJFをお楽しみください!
Photo:ROCK IN JAPAN FESTIVALオフィシャル
Text:鈴木梢