タイコクラブから生まれ変わった新フェス「FFKT’19」会場フォトレポ&来場者スナップ

2019年6月1日(土)〜2日(日)に長野県木曽郡木祖村「こだまの森」で開催された野外音楽フェスティバル「FFKT’19」。昨年惜しまれつつも幕を閉じた人気フェス「TAICOCLUB」の後継として今年から新たにスタートとなった本フェスだが、同会場の開催として名残はあるものの、全く新しいフェスとして楽しむことができた。

ONGAKUDO STAGE
新ステージ「Cabaret」

まず新しくなった点としては、ステージが1つ増え、3ステージ構成に。キャンプエリアにほど近い、DJアクトが中心となったSTEELステージ、そして坂を登った先にあるバンドアクトが多く出演したすり鉢状のONGAKUDOステージ。そして新たにエアストリーム内でDJがプレイするCabaretというステージが追加となった。

「鮨処 海月」は夜は日本酒バーに
台湾の焙煎珈琲「RIMAO COFFEE」も出店

また飲食店もコーヒースタンド「KANNON COFFEE」や、30種類を超えるクラフトビールを揃えた「Antenna America」、台湾の焙煎珈琲「RIMAO COFFEE」も出店。そしてさらに目を引いたのは完全予約制の「鮨処 海月」。専属のソムリエ・唎酒師による、福井の地酒と寿司のマリアージュが楽しめるなど、いい意味でフェスらしからぬ体験も存分に味わえるこだわりが効いたお店が多く出店していたのも他のフェスにはあまりない特徴だった。

©Tamakoshi Nobuhiro

ラインナップも海外からRhye、Mount Kimbie、Skee Maskなどフェスファンの琴線をくすぐるラインナップを揃え、国内からもBlack BoboiやD.A.N.、SIRUPなど若手気鋭のアーティストだけでなく、toeやSpangle call Lilli line、Corneliusなどといったベテラン層も揃えるなど、厚みのあるアーティストが夕方から朝まで続々と登場した。

©Tamakoshi Nobuhiro
国内フェスで初めての導入となるd&b最新スピーカー KSL

音の良さに定評があった「TAICOCLUB」からその要素を引き継ぎ、ドイツのオーディオ・ソリューション・システム・プロバイダー 『d&b audiotechnik』が音響面をサポートしたほか、託児所なども引き続き完備するなど、良い面は残しつつ、新たな挑戦が垣間見えたフェスとなっていた。

©Wataru Kitao

次ページでは、そんな新たなフェスに集った来場者12組のスナップをご紹介。昨年までの「TAICOCLUB」同様、オールナイト開催のフェスということで、野外開催でありながらシティ寄りのアウトドアスタイルが目立った。本格的なシーズンを前に最新のアウトドアフェスファッションをチェックしよう!

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FFKT来場者ファッションスナップ

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