OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL2022(ジャイガ)の魅力を徹底解説【Monthly BAN Choice】

ジャイガ 板東さえか

「フェスで観たい!聴きたい!踊りたい!」アーティストを紹介してきたMonthly BAN Choiceですが、フェスシーズン到来ということでFestival Life関西支部の板東さえかが関西のフェスを”チョイス”して、その魅力&出演アーティストをご紹介!

今回は、7月23日(土)・24日(日)に、大阪・舞洲スポーツアイランド特設会場にて開催される「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL2022」、通称「ジャイガ」をチョイス!フェスを主催するイベントプロデューサー・キョードー大阪の川上さんにお話を伺ってきました。

板東さえか
大阪生まれ大阪育ち、生まれてこの方あだ名は〝ばんちゃん〟。学生時代よりライブハウスに足繁く通い様々な音楽フェスへも行くようになり、北海道「RISING SUN ROCK FESTIVAL」で初めてのキャンプインフェスを経験したことがきっかけでアウトドア、キャンプに魅了される。現在FM802 毎週(火)深夜24時〜27時「Poppin’FLAG!!!」にて音楽を中心に〝アクティブ〟をコンセプトとしたカルチャー発信中。Festival LifeではMonthly BAN Choiceを連載中!Instgram

ジャイガってどんなフェス?

大阪のイベンター・キョードー大阪が主催する野外フェス。2017年に「WEST GIGANTIC CITY LAND」というイベント名で、大阪・舞洲を会場にスタート。初年度に出演した04 Limited Sazabysやsumikaといったアーティストらが、その名前を略して「ジャイガ」と広めていたことから翌年イベント名を「ジャイガ」に改名!

2019年にはすっかり「ジャイガ」として定着してきましたが、2020年は野外での開催を断念。スピンオフイベントとして「THE BONDS 2020」を大阪城ホールで開催し、NAMBA69、マキシマム ザ ホルモン、Vaundy、ビッケブランカら計17組のアーティストが出演し、コロナ禍において、関西で行われた初の大規模音楽イベントとして、音楽イベント・フェスの現場を前進させたきっかけとなりました。

そして、2021年には、改めて野外フェス「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL」として、舞洲にカムバック!

会場の雰囲気は?


ジャイガの開催地は大阪湾に浮かぶ3つの人工島の一つ、舞洲。海風が気持ち良く、サンセットを眺めることができるアイランド空間です。

過去に何度か会場レイアウトの変更がありつつも、今年は〈SKY AREA〉にSKY STAGEとCOAST STAGEの2ステージ、〈SUN AREA〉エリアのSUN STAGE、計3ステージでライブが繰り広げられます。

〈SUN AREA〉に位置するFOOD&DRINKエリアには常設のグランピンク施設「PARM GARDEN 舞洲 by WBF」が設置され、数多くのフード店舗と休憩場所としても利用可能。有料エリアの〈プレミアムラウンジ〉では抜群のロケーションでライブを楽しむこともできます。




今年のラインナップは?

キョードー大阪・川上さんいわく、〝アーティストの初野外フェスを狙っている〟とのこと。これまでに、緑黄色社会が初野外フェスをジャイガで迎えたり、今年だと、まだ野外ライブのイメージのあまりない、ずっと真夜中でいいのに。が初日に登場するなど、これから期待のアーティストに、野外フェスのステージに立ってもらうことを意識しているそうです。

また、屋内開催でしたが、2020年のスピンオフイベント「THE BONDS」ではVaundyがバンドセットでの初ライブを披露したり優里はその年のオープニングアクトとしてステージに登場したりするなど、今後フェスで活躍するアーティストにいち早く大きなステージを準備するのも、ジャイガの魅力のひとつ。

そういった魅力があるジャイガのラインナップですが、いろんなフェスを観ながらお客さん目線でのブッキングを心がけており、アーティストには「この日に出て欲しい!」とオファーし、今回のラインナップが実現したそうです。そしてヘッドライナーは、イベント1年目からステージを作ってくれた2バンドに託されています!

7月23日(土)coldrain

「ラウドロックシーンを引っ張っていく存在に」という主催の想いから、ロックバンドたちがオーディエンスと作り上げていくステージが、初日の朝からトリのcoldrainへと繋げられます。コロナ禍で培われたパフォーマンススキルは間違いなく胸をアツくさせてくるはず!激しく、轟音の雨を降らせてほしい!

7月24日(日)sumika

「sumikaに締めてほしい」というイメージが最初からあったという主催者・川上さん。バラエティーに富んだラインナップの2日目ですが、世代問わず老若男女に届くポップスで最大級の祝祭感を演出してくれること間違いなし!陽が落ちた野外で、どんな色に染め上げてくれるのか、どんな余韻を残してくれるのか、楽しみです!

さいごに


私がジャイガに初めて参加したときの印象は、とにかくロケーションが良くて、会場のデコレーションに心が躍る!そしてスタッフさんたちの陽気なテンションにも楽しませてもらいました。旬なアーティストがラインナップされることによって新たなお客さんを取り込んでいるイベントなので、様々なスタイルのお客さんが共存して、会場での過ごし方の自由度が高いのもジャイガの魅力で「野外フェスって体力的に…」と思っている方にも比較的参加しやすいフェスです。



そして、キョードー大阪・川上さんが掲げる今年のテーマは「自由と責任」。コロナ禍での野外フェス開催の改善を目指し、ガイドラインもこれまでとニュアンスが変わっています。定期的にジャイガ公式LINE LIVE「ジャイガミーティング」でも解説されているので、アーカイブ含めて聞いてみてください。配信履歴からいつでも視聴可能。「ここ2〜3年フットワークが重かった人も安心して遊びに来てください」とのことです。

ちなみにジャイガは、過去に雨が降ったことがないということで、今年も晴天での開催に期待!ぜひ会場でお会いしましょう!

文/イラスト:板東 さえか
写真:ジャイガ公式

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