先日、正式な開催発表が行われた「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」。Festival Lifeでは毎年恒例となっている、ヘッドライナー勝手に予想を今年もお届け!
今回予想に協力してくれたのは、Festival Lifeにゆかりのある、音楽ライター、ラジオDJ、フェスカメラマン、大学教授、フェスでよく見かけるあの人まで! このタイミングだからこそできる、願望強めの予想をお楽しみください。
Pearl Jam
フタを開ければケミカル兄弟、コールドプレイ、あとはヒップホップ・アクトかな?と思いつつも、永遠の夢なのがパール・ジャム。昨年末にライブ映画『Let’s Play Two』が公開され、ここ日本でも久々にPJ来日の機運が高まったものの、フェスはおろか単独での来日も2003年を最後に行われていないまま。現時点ではエディ・ヴェダーのソロしかツアーが決まっていませんが、2019年にバンドとして新作を出すんじゃないかとの噂もあります。フジロックには彼らの盟友ニール・ヤングやフー・ファイターズも出演してきましたし、夏にはマリナーズに復帰したイチローとエディ&マイク・マクレディの競演なんていう胸熱なシーンも実現したことだし、そろそろ苗場でのワンチャンに期待。(Kohei UENO)
Vampire Weekend
ツアー引退を決めたエルトン・ジョンやボスといった大御所枠の予想は他の方にお任せするとして、中堅~若手バンドの中で今最もトリに近いのは、彼らではないでしょうか。2018年には昼~夕帯に出演したディランに変わり事実上の最終アクトを務めましたが、フジとは相思相愛の関係を築いてきたこともあり、新譜が出れば正式なヘッドライナーも確実と言えるはず。近年のライブではファンク的なリズムを増強して『Stop Making Sense』の頃のトーキング・ヘッズのような魅力も生まれているだけに、素晴らしいステージになりそう。(杉山仁)
The 1975
予想というより願望としては、The 1975の国内フェス初のヘッドライナー出演に期待。2018年11月に発表した新作『A Brief Inquiry into Online Relationships』は、カーズやプリファブ・スプラウト、ブルー・ナイル辺りが混在する得意の80’sサウンドにデジタルな加工をしたクワイア、ブレイクビーツ、トラップ、ジャズなどを加えた2010年代の『OK Computer』、もしくは『Viva la Vida or Death and All His Friends』と言えそうな、バンドの可能性を大きく広げる作品でした。来年5月には、“同じ期の作品”と言われる次作も噂されています。(杉山仁)
The Weeknd
2018年はN.E.R.D、Kendrick Lamarというヒップホップスターがヘッドライナーを務めましたが、このムードが当然来年も続くと予想。現在の世界の音楽シーンのド真ん中にいるポップスターであり、今年はKendrick Lamarとコラボするなどヒップホップとの親和性も高いThe Weekndに1票いれます。近々アルバムリリースの噂もあるし、プライベートで来るぐらい日本が大好きだし。単独公演の後はフジロックに降臨希望。(竹内琢也)
The Smashing Pumpkins
再結成したオリジナルメンバー+現メンバー(ただし、ダーシーは不在!)でこの夏から北米を回っているスマパンが来年のフジロックに登場するのでは?と希望も込めて予想。どうやらツアーは初期5枚のアルバムをメインにセットリストを組んでいた様子。そんなの観たいに決まってる!欲を言えば、今度は苗場でビリーを大歓迎したい。フェス出演もいくつか発表されているが、7月後半はまだブランク。期待してます!(奥浜レイラ)
Eminem/Migos
昨年のケンドリック・ラマー、ポスト・マローンで、「エッジの効いた最先端の音楽に触れる」というフェスの醍醐味を久しぶりに実感し、その続編を希望している人は多いはず。もっとラップを聴きたいロックファンの最大公約数としてエミネム、これを機に今のヒップホップのカルチャーをお勉強してミーゴス。もちろん両方なら大歓迎です。(永井純一)
Drake
EDMの狂乱が落ち着いたらやってきた世界的ヒップホップブーム。ワガママボディの女の子がオシリをバルンバルン振るヒップホップはあんまり好きじゃないんだけど、食わず嫌いもよくないからね。そういうのはサマソニが強そうだけど、敢えてフジロックで。ビースティだ、ATCQだ、ファーサイドだとか言っていたらあっという間に時代に追い抜かれたよ。というか、カニエだろ!観光客で来てるならついでにやってくれよ!(パンダマン)
The Chemical Brothers
新しいアルバムも出るし、サマソニも出たし。そろそろ帰っておいでよ、フジロック。パンダマスク取るとPVのロボットみたいに無表情な生活をしている俺に希望を!!多感な大学生時代に、今は亡きベイNKホールで観たライブからずっとドントシンクで追っかけてるぞ。もう、多くは語らなくてもフジロッカーはみんな待っているのは明白。(パンダマン)
The String Cheese Incident
今フジロックで一番見たいのは、The String Cheese Incident! でも来年はすでにフジロックと同日程でライブが入っているので難しそう。というわけで、今年の予想ではなくなってしまったけれど、再来年以降のフジロックか、朝霧JAMでももちろんOKなのでチーズが見たいです!(宇宙大使☆スター)