LIVE AZUMA主催者インタビュー「福島に愛されるフェスを目指して」

LIVE AZUMA、今年の見どころは?

それでは今年の開催についてお伺いします。そもそも前提なのですが、ライブが観られる有料エリアとマーケットが展開される無料エリアに分かれているということですか?

亮太:そうですね。スタジアムのAZUMA STAGE、そしてスタジアム外のPARK STAGEはリストバンドを提示して入る形で、アートとマーケットを主軸としたエリアは入場無料です。

将一:無料のマーケットエリアにDJブースがあるので、音楽を楽しみながら買い物や食事が楽しめます。

ラインナップについては、どんな意図でブッキングされたのでしょうか?

将一:まず根本的に、自分たちの好きな人に声をかけています。

坂口:十数年越しの念願の開催ですからね(笑)。ブッキングに関してもこの3人で話していて、あんまりズレがないのがチームとして良いかなと。学生時代から今でもずっとプライベートでフェスに行ったり、音楽リスナーであることがそこにつながっている気がします。

亮太:「お客さんが入りそう」という視点だけで選ぶのとは少し違う、僕らなりのブッキングをしていきたいですね。これまで僕もいろんなフェスを見せていただいて、出演者のラインナップの裏側に透けて見えるブッキングの色だったりを楽しめるフェスって面白いなと感じていたので。

将一:福島や東北出身のアーティストも出てくれます。渡辺俊美さん(TOKYO No.1 SOUL SET)や、みどりんさん(SOIL&”PIMP” SESSIONS)は福島出身ですし、メンバーのお二人が岩手出身のCody・Lee(李)からはコメントも頂いてます。

坂口:福島では初ライブというアーティストもいるので、そういったところも楽しみにしていてほしいですね。

亮太:マーケットエリアには、地元のDJも登場するのでぜひ楽しんでほしいです。

坂口:無料エリアはこのフェスの大事な要素。地元への還元として必ず作りたかったんです。話に出たDJブースあるし、東京都内では味わえない多種多様なマーケットが並んでいます。

亮太:今回はキュレーションという形で、いろんなお店や人に声をかけたのですが、これまでフェスやイベントに出店しなれていないお店も入ってもらっていて、地元や東北のお店が集まってくれます。しっかりご飯を食べられる場所があって、ワークショップ、アートなども楽しめて、ちゃんとキッズスペースもあります。

どんなお店の出店が予定されていますか?

亮太:60~70店舗ほどが出店してくれるのですが、福島県民に馴染みのお店から、なかなかイベントなどで見かけない飲食店にも声をかけました。また、年間600杯食べるというラーメン女子の森本聡子さんにプロデュースしてもらい、東北の有名ラーメン店が集結するのは今年の目玉ですね。

将一:地元の飲食店がここでしか食べられないメニューを提供してくれたり、農家さんたちが新鮮な野菜や果物を置いてくれたり。福島の米焼酎ねっかも飲めるし、公園に隣接する牧場直営のカフェにも出店してもらいます。出店情報は、公式サイトに随時更新されているのでチェックしてほしいです。

福島に愛されるフェスに

それでは最後になりますが、今年も含め、これからLIVE AZUMAをどんなフェスにしていきたいですか?

亮太:これまで福島フェスを運営して東京に向けて福島の良さを伝えてきたけれど、これからは、LIVE AZUMAを通して、県外の人が福島に来てくれるような取り組みをしていけたらと思います。

将一:観光地や食など、福島にはまだまだ知られていない魅力が多いので、フェスを通してそれらを発信したいですね。音楽はもちろん、福島や東北の新しいカルチャー、テクノロジー、SDGsなども発信できるプラットフォームにしていけたらと。福島テレビとしては、ビッグプロジェクトなので、地元に皆さんに貢献できるようなイベントに成長させて、継続していきたいです。

坂口:僕は地元出身の人間じゃないからこそ、福島のことや会場、そしてその周辺の魅力を客観的に新鮮味を持って見られるんじゃないかと思っています。実際足を運んでみたら、まずは空気が良いし、フルーツ、お酒、ご飯もおいしいし、何より福島の方々の優しいお人柄が素敵です。近くには温泉もあってレジャーとしても完璧。新幹線も通っていて土地的に本当に恵まれていると感じます。そんな場所で長く続けていくことで、福島にそして全国の皆さんに愛されるフェスになっていけたら嬉しいです。

Interview:津田昌太朗
Photo:江藤勇也

出演アーティスト

10月15日(土)

AZUMA STAGE

-Cody・Lee(李)
-羊文学
-never young beach
-SOIL&“PIMP”SESSIONS
-スチャダラパー
-ストレイテナー
-Tani Yuuki
-yama

PARK STAGE

-田我流
-DYGL
-Homecomings
-No Buses
-OMSB
-TENDOUJI

DJ(at PARK LIFE)

-原島“ど真ん中”宙芳
-Hi’Spec
-MAHBIE
-DJ Mitsu the Beats(GAGLE/Jazzy Sport)
-DJ Mu-R(GAGLE/Proceed Music Store)
-DJ NOZOMI
-STILLMOMENT(K.I.S.S.)

10月16日(日)

AZUMA STAGE

-Dragon Ash
-ORANGE RANGE
-Saucy Dog
-Survive Said The Prophet
-東京スカパラダイスオーケストラ
-ウルフルズ
-ユニコーン
-yonige

PARK STAGE

-JUBEE
-七尾旅人
-(sic)boy
-TOKYO No.1 SOUL SET
-VaVa
-yonawo

DJ(at PARK LIFE)

-JIN TANAKA(BACK DROP BOMB)
-川辺ヒロシ
-クボタタケシ
-DJ MITSU
-DJ SEEYA
-shakke
-やけのはら

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